2014/04/16
県は15日、県営阿多岐ダム(郡上市白鳥町中西)を活用した小水力発電事業の登録を行ったと発表した。県営ダムを活用した小水力発電は県内初となる。
同ダムは治水目的で、1988年度に阿多岐川で運用開始。下流の河川環境保全のために放流している水を、小水力発電に活用する。今年2月、施行主体である中部電力から河川管理者の県に対して申請があり、11日付けで登録を行った。
新たに建設する「阿多岐水力発電所」は来月着工し、2015年6月に発電を開始する予定。最大出力は190キロワットで、年間発電量は、一般家庭の約360世帯分である130万キロワット時。県では、ダムの建設費や維持管理費、流水占用料などの財政的収入を見込む。
県と同社は、12年11月に、阿多岐、丹生川の県営2ダムに、小水力発電所を建設する協定を締結。今回の登録は、同協定に基づく。
また同日付けで、中部電力所有の矢作第二ダム(恵那市串原大簗)に、同社が建設する「新串原水力発電所」の登録も行った。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140416/201404160843_22345.shtml
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